働き方改革、生産性向上 犯人は上司です
ワタシはとある製造業の社内SEをやってます。
社内SEなんで、社内では脇役。
主役は物を作ってる人達。
その主役を間近で見てるのですが、足を引っ張られまくって不憫でならないです。
またまた雑記帳的な内容ですが、
この現状を少しでも多くの人に知ってもらいたいと思い書きました。
他社(ライバル企業)とのとある製品開発競争の一幕です。
かなりザックリですが、だいたいこんな流れです。
弊社「こういう企画考えました」
→「資料が見づらい。やり直し」
他社「こういう企画考えました」
→「よし!やれ!」
弊社「資料直しました」
→「絵が変だな。やり直し」
他社「試作品1号できました」
→経験+1
弊社「資料直しました」
→「予算かかりすぎ。
こんなんじゃ上の承認おりない」
他社「試作品2号できました」
→経験+1
弊社「資料直しました」
→「スケジュールが甘い。
こんなんじゃ上の承認おりない」
他社「試作品3号できました」
→経験+1
弊社「資料直しました」
→「上にもっていくか。
上の人にはキミから説明してね」
他社「試作品4号できました」
→経験+1
弊社「上の人にプレゼン」
→「こんなにお金と時間かけてやることかね?
ネチネチネチネチ」
他社「試作品5号できました」
→経験+1
弊社「やっと試作品に着手」
→「進捗を報告しなさい。
あれは?これは?それは?ネチネチネチネチ」
他社「試作品6号できました」
→経験+1
弊社「試作品1号できました」
→「時間かかった割にイマイチだな。
ネチネチネチネチ」
他社「製品リリース!!!!」
弊社「おい!他社はもうリリースしたぞ!
なんでうちはまだ試作品なんだ。
うちの試作品よりレベル高いぞ。
どうなってんだ」
こんな感じで他社とどんどん差が広がってます。
足枷となる上司が居なければ、もっと仕事に専念できるはずです。
知識の無い上司への説明、説得、報告 これらが仕事の8割です。
つまり、これらが無ければ効率は飛躍的に向上します。
上司がしつこく言ってくるのは、失敗しないため、失敗した時の責任を
逃れるためだと思われます。
しかし、失敗とはなんでしょうか。
私は他社に遅れを取ることが失敗だと考えます。
つまり、上の例では上司が失敗の原因です。
上司達の目は社内しか見ていないんです。
ゆえに、失敗を防ごうとする行為が失敗を生み出しているんです。
これ、他の業界ではどうなんでしょうか。
同じようなこと、あるような気がします。
もっと大きな視点で見てみましょう。
この弊社・他社を日本・中国台湾に置き換えたらどうですか?
私は違和感を感じませんでした。
振り返ってみるとスマホがこのパターン。
国産のスマホは酷かった。
国産も少しずつ進歩してたのかもしれないけど、中国台湾勢がもっと
進歩して、今や国産スマホは虫の息。
働き方改革とか言ってるけど、ルール作りなんて要らない。
足枷になってるのは誰かってことを追求したら自ずと答えが出ると思います。